■2D FEMモジュール

◎多層成形の安定性評価

多層境界面の流動を合理的に評価する為に不可欠な、伸張粘度を取り込んだ解析の為、多層成形特有の成形不良に対し、本質的な考察が可能です。
他にもダイ出口の材料溜り(目ヤニ)、ダイ内での材料の滞留や熱劣化、製品の表面外観不良などの予測が可能ですので、最適条件の絞込みだけでなく、多様な成形不良の根本解決を支援します。

2D FEMモジュール

◎プログラムの特徴

・10層までの多層成形及び自由界面に対応。
・多層境界面と自由界面の樹脂挙動に重大な影響を及ぼす伸張粘度物性を取り込んだ解析。
・DXF形式での金型のインポート、エクスポートが可能。
・材料の流線表示、任意の位置での金型のカットなど、多角的な評価が可能。
・様々な形状にフレキシブルに対応。


◎シミュレーション例

押出機~ダイ間のアダプタ形状の最適化(右動画)樹脂が熱劣化しやすいアダプタ部やスクリーン部形状は、どのような形状であるべきか?コンピュプラスト社独自の評価手法により、良い形状と悪い形状が一目でわかります。多層フィルムやチューブの合流時の解析では、多層合流時にムラやヨレ、曇りの危険性の有無が評価できます。世界で最も先進的な多層押出成形の研究を進めているチェコ・ズリン工科大の膨大なデータと研究論文を元に、理論的かつ分かり易い解析手法で、実機によるトライだけでは解決が困難な多層トラブルの原因と対策を、明らかにします。